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懐かしのナルミのボーンチャイナ 山手を散歩

「霧笛」前でのカーチャン

横浜の山手を散歩していた父ちゃんと母ちゃん。


港の見える丘公園に到着し、一息つこうと思った所にあったのは「霧笛」というティールーム。


店内を覗いてみると、お客さんが1人もいないので入りにくい。


父ちゃんはそんなこと気に留めていないようで、何の躊躇もなく扉に手を掛ける。


私は父ちゃんの後について、すごすごと店内に入るだけだった。


ここまで頑張って歩いたし(といっても1kmほど)ケーキセット食べても罰が当たらないわよね。


そう思って、コーヒーとチーズケーキのセットをたのんだ。


とはいえ、ケーキを一つを全部食べれる訳ではなかった。


最近、父ちゃんと一緒にお店に入ると、一つを半分に分けるのが暗黙の了解。


やがて運ばれてきたのはコーヒー2つとケーキが1つ。


ティールーム「霧笛」の店内

父ちゃんはアメリカンで私はブレンド。


父ちゃんはコーヒーを飲む前にカップを見つめ、「これどっかで見たことあるな」と言った。



父ちゃんの記憶は間違っていなかった。


このカップは新婚ほやほやの頃、うちにもあったもの。
ナルミ(鳴海製陶)のボーンチャイナだった。



「父ちゃん、これ昔うちにもあったのよ。一客で三千円くらいするのよ」


「そうか。うちにもそんな良い食器があった時代があったのか」


「父ちゃんが無頓着だったし子どもも小さくて壊されたらかなわないから、それ以降高いカップは買わないようにしてきたけどね」


「そっか…」


父ちゃんは何かを思案しているようで一瞬溜めを作り、その後、こう言った。


「子どもたちも大きくなったことだし、また良い食器でも集めてみようかね母ちゃん」



「そんな事言って。
どんどん手もとがおぼつかなくなる父ちゃんには高級食器は危ないんじゃないの?」


そう悪態をついたけれど、内心とても嬉しかった。



まだ”老後”に入っているとはいえない私たち2人だけど、父ちゃんがこう言ってくれる人だから先行きは明るい。



―続く―





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